不動産の相続|あなたに合った司法書士事務所をタイプ別に紹介

相続登記・不動産の名義変更あなたに合った司法書士事務所をタイプ別に紹介おとは司法書士事務所

不動産の所有者が亡くなったときにおこなう名義変更(相続登記)。司法書士に任せると言っても、いろいろなタイプの司法書士事務所があります。

あなたに合った司法書士事務所が見つかるように、司法書士事務所をタイプ別に紹介します

おとはさん

不動産の名義変更(相続登記)の専門家=司法書士

不動産の所有者が亡くなると、不動産を相続する人への不動産の名義変更の手続が必要です。この名義変更の手続を、相続登記と言います。

相続登記は相続人が自ら行うこともできますし、専門家に任せることもできます。登記の専門家は司法書士になります。

司法書士事務所選びのポイント

相続登記を任せる司法書士事務所を選ぶとき、重要なポイントは2つです。

おとはさん

  1. 相続に強い司法書士事務所か
  2. 自分にあったタイプの事務所か

ポイント1 相続に強い司法書士事務所か

相続登記に強い司法書士事務所の選び方おとは司法書士事務所 相続登記に強い司法書士事務所の選び方|司法書士が解説

相続に強い司法書士事務所かどうかについて、注意するのは3点です。

  1. 相続の実務に強いか
  2. 説明資料などがしっかりしているか
  3. 司法書士費用

相続の実務に強いか

「登記申請は誰がやっても同じ」という人もいます。確かにきちんと登記申請を行えば、登記記録として残るものは同じ内容になります。
しかし、売買契約書が用意されていたり不動産仲介業者のサポートがある不動産売買のときの所有権移転登記や、企業の慣れた担当者とやり取りしながら進める商業登記とは異なり、相続登記では、相続の手続に慣れていないお客様の要望を的確に判断し、司法書士事務所が先頭に立って書類集めや調査や登記申請を進めなければなりません。
そのためには、相続の実務に強い司法書士事務所である必要があります。

相続の実務に強い司法書士事務所かどうかは、手続が必要な不動産がどの不動産なのかを適切に判断するノウハウ、登録免許税の免税対象不動産チェックや戸籍などの必要書類取得を効率的に行えるかどうか、こういったあたりが判断材料になります。

なかなか判断がしにくい部分ですが、相続登記を任せる司法書士事務所を選ぶ上で、相続の実務に強い司法書士事務所なのかどうかは重要といえます。

おとはさん

説明資料などがしっかりしているか

相続の手続に慣れているというお客様はほとんどいません。

「どういう流れで進行していくのかわからない」「費用はどういう内訳なのか」「難しい単語ばかりで混乱してしまう」「相続登記ってそんなに時間がかかるものなの?」・・・不安に感じるところはたくさんあります。
相続に力を入れている司法書士事務所は、お客様に安心して手続を任せていただけるように、わかりやすい資料や説明ツールを用意しています。

事務所ごとの違いが最も表れやすく、どういう仕事ぶりの司法書士事務所なのかを見分けることができるところです。わかりやすい資料を用意して、依頼者に満足いくサービスを提供しようとしている事務所なのかを判断できます。

おとはさん

司法書士費用

司法書士費用(司法書士の報酬)は、事務所によって異なります。

相続登記は、それぞれの事情(相続人が何人いるのか、何処の不動産なのか、戸籍がどれだけ必要なのか、遺言があるのか、遺産分割協議を行うのか等)によって行う手続の内容が異なります。表示されている金額がどういう作業を含んだ金額なのかを確認し、ご自身の依頼する相続登記が全て完了するまでにいくらかかるのかを確認することが重要です。

インターネットなどでは『○円!!』『最安!!』という事務所を見かけますが、ご自身の依頼する相続登記が全て完了するまででいくらくらいになるのかを確認しましょう。一見とても安く見える事務所でも、必要な手続が別料金となっていて全て完了まで依頼すると逆に高額になってしまうケースもあります。

相続登記は最初に全体の費用を確定させることはできませんが、概算の金額を出すことはできます。依頼する前に見積をもらうようにしましょう。相続業務に自信がある事務所は、手続開始前にきちんとした見積書を作成します

おとはさん

ポイント2 自分にあった事務所のタイプか

司法書士事務所は大きく3つのタイプに分類することができます。

  • 地元・個人事務所型
  • 大型・ワンストップ事務所型
  • WEB・全国対応型

何か商品を購入するとき「商店街にある昔からの馴染みの店で購入する人」「総合スーパーへ行っていろいろなものをまとめて購入する人」「インターネットで商品を選んで届くのを待つ人」など、購入する人の生活習慣やニーズによって購入方法や購入先は異なります。

相続登記を任せる司法書士事務所を選ぶときも、自分にあったタイプの司法書士事務所を選ぶことで満足いくサービスを受けることができます

次からは、司法書士事務所の3タイプについて解説していきます。

おとはさん

 

司法書士事務所の3タイプ

地元・個人事務所型

地元・個人事務所型は、商店街の個人商店のようなイメージです。
実際、商店街や法務局の周辺や住宅街に事務所を構えていることが多いです。「そういえば、入ったことはないけど近くに〇〇司法書士事務所って看板あったな」と思われた方もいると思います。

地元・個人事務所型は、司法書士が一人とスタッフが数名というところが多く、事務所の名称も司法書士の個人名+司法書士事務所というところが多いです(例:東京太郎司法書士事務所)。

地元・個人事務所型の司法書士事務所の強みは、お客様の生活圏内に事務所があり、依頼する司法書士の顔を見てその司法書士に依頼するというところです。面談をして人柄などが自分に合う司法書士に依頼ができます。
信頼できる司法書士を一人見つけてその人にいろいろなことを相談しながら手続を進めたいという人に向いています。

おとはさん

地元・個人事務所型の司法書士事務所の弱いところは、相続に強い事務所なのかがわかりにくいという点と、自分に合う司法書士を見つけるまでが大変ということがあります。

地元・個人事務所型の司法書士事務所では、事務所のホームページを作成していないところもあり、相続登記に強いのか、どういう業務に力を入れているのか判断しにくいところもあります。司法書士業界では相続分野は採算が合いにくいと考えられており、地元・個人事務所型で相続分野を専門にしている司法書士事務所は少ない傾向にあります。

また、いつも看板を見かけていてもいざ訪問するのは少し勇気が必要です。「忙しそうだったらどうしよう・・・」「資料は何を持っていくんだろう。手ぶらで行ってもいいのかな・・・」「会って相談したらそのまま依頼しないと悪いかな・・・」
知っている人からの紹介や、いい評判を聞いている司法書士事務所なら問題ないかもしれませんが、訪問して会ってみたところ自分には合わなかったということもあります。また、会って話をすると依頼せず帰るのが気まずいという人もいます(「説明が難しくて自分にはちょっと合わないけど、せっかく相談したし、悪いからここにするか・・・」など)。

地域によっては近くに地元・個人事務所型の司法書士事務所がないという地域もあります。

大型・ワンストップ型

大型・ワンストップ型の司法相書士事務所は、デパートや総合スーパーのようなイメージです。
大型・ワンストップ型の事務所は増えてきています。複数人の司法書士が在籍していたり、税理士や行政書士などの他士業とグループ化して業務を行っているところです。

東京、横浜、大阪といった都市部に多く、駅周辺のビル内に事務所を構えています。複数地域で支店を展開している司法書士事務所もあります。
〇〇司法書士法人や士業グループ△△という名称があります。

司法書士が複数在籍していることを活かして、大手の不動産会社と提携して不動産売買の登記を一手に受けたり、ネット銀行と提携して抵当権設定登記をまとめて処理している司法書士事務所もあります。また、弁護士や税理士と企業向けサービスを展開している事務所もあります。

この大型・ワンストップ型の事務所の強みは何といっても司法書士やスタッフの多さです。また、他士業とグループ化している事務所は、一つの窓口でいろいろな相談ができる場合もあります。弁護士や税理士と連携してコンサルティングを行うなど、幅広い業務のサポートが期待できます。

また、大型・ワンストップ型の事務所は夜間相談会や休日相談など、面談や相談の対応時間を長く設定しているところが多いのも特徴の一つです。

おとはさん

逆に弱い点は、一人の司法書士が依頼された登記を最初から最後までやるというよりも、分業的に関与していることが多く、地元・個人事務所型のような「この人(司法書士)にやってもらいたい」というのとは少しイメージが異なります。

司法書士や他士業やスタッフが多いのですが、必ずしもレベルが一定とは言えない点も弱みです。中には経験が浅い司法書士が面談を担当していたり、司法書士は相続に強かったけど一緒に税の相談をした税理士は専門外だったようであまり満足のいく相談ができなかったという例もあるようです。

また、連携体制がきちんと確立していないグループですと、司法書士と面談して説明をして、同じようなことを再度税理士にも説明しなければならなかったり、司法書士税理士それぞれから違うことを言われて混乱してしまうということもあるようです。

もちろん、優秀な司法書士やスタッフがそろっているところもたくさんありますし、研修などで高いレベルを目指している事務所もあります。グループ内士業ともうまく連携して相乗効果をあげているところもあります。

WEB・全国対応型

WEB・全国対応型は、ネットショッピングのようなイメージです。まだ数は多くありません。

WEB・全国対応型の強みは、インターネットやメール、郵便を利用して手続を効率化しているところです。インターネットで見積の申込を受け付けたり、オンラインや郵便を駆使して業務を効率化しています。

インターネットやメール、郵便を利用して依頼手続を行うので、近くに司法書士事務所がないという地域のお客様にも登記サービスを提供することができます

おとはさん

弱みは、インターネットを使った手続が苦手な人には難しく感じるところです。また、地元・個人事務所型や大型・ワンストップ型の事務所のように何度も面談を重ねて手続を進めるよりも、メールや郵便等を活用して手続をするため、コンサルティング的なことを望まれるお客様にはあまり向いていません。

おとはさん

当サイトを運営している「おとは司法書士事務所」はこのWEB・全国対応型の司法書士事務所です。

こんな人はこのタイプを選ぶのがオススメ

☑  人柄で司法書士を選びたい 地元・個人事務所型
☑  家の近くで探したい 
☑  相続登記以外の相談もしたい大型・ワンストップ型
☑  夜間や休日に相談に行きたい
☑  できるだけ簡単に手続したい WEB・全国対応型
☑  インターネットやメールで進めてほしい

まとめ

相続登記を任せる司法書士事務所を選ぶポイントは2つ

相続に強い

  • 実務面
  • 説明資料などの依頼者に対する姿勢
  • 事前の費用説明

事務所のタイプが自分にあっているか

  • 人柄や立地を重視する人・・・地元・個人事務所型
  • 登記以外の相談や営業時間等を重視する人・・・大型・ワンストップ型
  • 依頼手続の簡単さを重視する人・・・WEB・全国対応型
大切な不動産の手続です。自分にあった司法書士事務所を選んでください。

おとはさん

最後に

おとはさん

おとは司法書士事務所は、オンラインシステムや郵便を活用して、全国の不動産の相続登記手続をお手伝いしています

「できるだけ簡単に手続したい」「インターネットやメールで進めてほしい」という方は、お気軽にお問い合わせください。無料見積もりを実施中です。