毎年2月は、全国の司法書士会が「相続登記お済みですか月間」と定めて、無料の講演会や相談会などのイベントを開催しています。
「もしかしたら、実家の相続登記が終わっていないかも・・・」
「相続登記、いつかはやらなければと思っていたんだけど・・・」
こんな方はこの機会に、相続登記をおこなってみてはいかがでしょうか。
おとはさん
「相続登記が終わっているか」どうやって調べる?
相続登記が終わっているかどうかは、法務局に登記されている不動産の情報を確認することで調べられます。
登記されている不動産の情報を確認する方法はいくつかありますが、「相続登記が終わっているか」の確認であれば、最寄りの法務局で不動産の登記簿謄本(『登記事項証明書』)を取得して内容を確認するのが一番簡単です。
登記簿謄本の取得方法については下のページで分かりやすく解説しています。参考にしてください!
おとはさん
法務局で登記簿謄本を取得したら、登記簿謄本の権利部(甲区)に記載されている所有者が誰になっているか確認します。所有者が亡くなった人のままになっていれば、相続登記が必要になります。
相続登記は義務?
登記簿謄本を確認して、相続登記が終わっていなければ(亡くなった人の名義のままになっていれば)、相続登記をおこなう必要があります。
しかし、相続登記をおこなわないで不動産の名義をそのままにしておくと、相続人に様々なデメリットが発生します。
詳しくは『相続登記の期限-登記しなかった場合の6つのデメリット』をご覧ください。
おとはさん
また、相続登記が法律上の義務ではないため、所有者不明の土地の増加などの様々な問題が発生しており、相続登記を義務化する方向で法改正が進められています。
相続登記が義務化される?法改正のポイントを司法書士がわかりやすく解説します
相続登記って費用はどれくらいかかるの?
相続登記にかかる費用は、相続人の人数や不動産の評価額によって大きく異なります。
相続登記にかかる費用の解説<3つのモデルケースの金額も解説>おとはさん
司法書士に相続登記を任せるとどうなるの?
相続人の方達は、必要書類の収集や作成などをおこなう必要がなくなり、遺産分割協議や署名捺印など手続が楽になります。
各相続人の本籍地の役所で戸籍を集めたり、法務局や不動産の所在地の役所で不動産のことを調べたりと、慣れていないと意外と大変なんですよ。
おとはさん
相続登記の相談会で準備する書類
『相続登記はお済みですか月間』なので、司法書士会が主催している相談会の予約をしました。
相談会にはなにを持っていけばいいの?
おとはさん
□ | 不動産の登記事項証明書(登記簿謄本) |
□ | 不動産の固定資産税評価額がわかる資料(納税通知書など) |
□ | 被相続人に関する戸籍関係 |
□ | 相続人の戸籍関係 |
□ | 遺言書 |
□ | 相続人を書いた図 |
□ | 相談したいことをまとめたメモ |
まとめ
2月は『相続登記はお済みですか月間』です。各司法書士会で、講演会や相談会をおこなっています。この機会に、ご自身の周りの不動産の相続登記が終わっているか確認してみてください。
おとはさん