相続登記ってどこに依頼すればいいんだろう。
相続登記に強い司法書士事務所ってあるのかな。
おとはさん
目次
司法書士=相続の専門家?
おとはさん
司法書士は身近な暮らしの法律家として、登記申請、供託の代理、裁判所等に提出する書類の作成や提出など様々な業務を行います。
司法書士事務所も、取引先に不動産会社が多く不動産売買の登記の対応力が優れている事務所や、商業・法人関係の登記に強い事務所、後見業務を中心としている事務所、借金・過払金問題専門の事務所など、それぞれの得意分野や専門分野があります。もちろん、相続手続に強い事務所もあります。
しかし、相続に強い司法書士事務所に依頼すると、登記申請までの準備で差が出たり、手続がスムーズに進んだり、説明が分かりやすかったりします。
次の3つがポイントです!
おとはさん
- 相続登記実務(不動産調査、登録免許税、戸籍など)に強い事務所
- お客様へ説明ツールがしっかりしている事務所
- 料金表があり、費用総額の目安を事前に示してくれる事務所
相続登記実務に強い事務所
相続登記には、売買の所有権移転登記や銀行の抵当権設定登記にはない、相続登記特有の作業があります。
- 不動産調査
- 登録免許税の免税チェック
- 戸籍等必要書類の取得
不動産調査
相続登記の中で最も注意しなければいけないのが『不動産の手続漏れ』です。『不動産の手続漏れ』とは、相続登記した後、亡くなった人名義の別の不動産が発見されることです。
相続登記の手続では、『不動産の手続漏れ』がおきないように、不動産調査をおこなうことがとても重要です。
『不動産の手続漏れ』は、一般的な土地や建物ではあまり問題になりません。
問題となりやすいのは、共有で持っている道路などの持分です。例えば、「自宅の土地と建物の手続だと思っていたら、実は前面の道路の持分も持っていた」というような場合です。共有で持っている道路を見つけるのはコツが必要です。相続に強い事務所は蓄積されたノウハウで、そういった隠れている不動産を発見して漏れがないように手続します。
『不動産の手続漏れ』は、相続登記後すぐに問題となることはあまりありません。よく問題としてあらわれるのが、不動産を売却しようと思ったとき不動産会社の担当者から「実は前面の道路の持分も一部持っていて、その持分も一緒に売却する必要があるが、まだ被相続人(亡くなった人)の名義のままになっているようだ」と知らされるような場合です。そうなると、いくら土地建物の相続登記が終わっていても、前面の道路の相続登記をやり直す必要があり、それが終わるまで売却はできません。
前面の道路の持分についての相続登記のやり直しをする場合、最初の相続登記のときに使った書類が残っていてうまく使えれば比較的短期間で終わります。しかし、すでに書類が無くなっていたり、そもそも前面の道路持分に対応できるように書類が用意されていなかったりすると、最初の書類集めからやり直しとなり、手続にとても時間がかかります。
「早く売却したいのに、最初の相続登記で漏れていた前面の道路の持分の相続登記が終わらないと売却ができない」といった状態になってしまいます。
登録免許税の免税チェック
登録免許税については、(司法書士に相続登記を依頼すると)司法書士が金額を計算して登記申請の際に併せて納付します。
おとはさん
この登録免許税は、ある要件を満たした土地について免税となります。免税要件の確認はコツが必要です。相続に強い事務所は免税要件のチェックについてノウハウを持っています。
相続登記の登録免許税|免税の2パターンも解説戸籍等必要書類の取得
相続登記では、被相続人の出生から死亡までの全ての戸籍や、不動産に関する資料等いろいろな書類が必要になります。どの書類が必要な書類でどれが不要な書類なのか、どこの役所のどの課に請求すれば取得できるのか、書類に期限はあるのか・・・書類関係は、一般の方が一番面倒だと感じるところのようです。
被相続人が結婚前どこに本籍を置いていたかわからない場合などは、戸籍を遡っていく必要があります。戸籍の遡り方にはコツが必要です。戸籍の遡り方を知らないと、余計な戸籍まで取得してしまい余計な費用や時間がかかってしまうことがあります。
また、役所の保管期間の経過などで書類がうまくそろわないときもあります。そういったときは代替書類を用意したり、法務局の登記官との協議が必要になります。
おとはさん
お客様への説明ツールがしっかりしている事務所
相続の手続に慣れているというお客様はほとんどいません。「どういう流れなのかわからない」「費用はいくらくらいなのか」「難しい単語ばかりで混乱してしまう」・・・いい事務所は、お客様に安心して手続を任せていただけるように、わかりやすい資料や説明ツールを用意しています。これは最も事務所ごとの違いが表れやすく、どういう仕事ぶりの事務所なのか個性が出るところかもしれません。
おとはさん
相続に強い司法書士事務所は、そこがしっかりしてるんですね。
司法書士費用
司法書士費用(司法書士の報酬)は、事務所によって異なります。
相続登記は、それぞれの事情(相続人が何人いるのか、何処の不動産なのか、戸籍がどれだけ必要なのか、遺言があるのか、遺産分割協議を行うのか等)により、おこなう手続の内容が異なり、費用もそれぞれ異なります。最初に全体の費用を確定させることはできませんが、相続に強い事務所は、手続開始前にきちんと概算の金額を示した見積書を作成します。
相続〇〇パック、相続〇〇プラン、相続〇〇コースなど、必要な手続をまとめて報酬設定している事務所と、遺産分割協議書作成〇円、登記申請〇円など個別の作業ごとに報酬設定している事務所があります。どちらがいいということはありません。表示されている金額がどういう作業を含んだ金額なのかを確認し、ご自身の依頼する相続登記が全て完了するまでにいくらかかるのかを確認することが重要です。
おとはさん
料金は各事務所ごとに設定されているので一概にどういう事務所がいいとは言えません。
一般的には、相続に強い事務所は相続業務の業務効率化をして料金を低く設定できることが多いようです。
おとはさん
おとはさん
まとめ-こんな事務所がオススメ!
- 相続登記実務(不動産調査、登録免許税、戸籍など)に強い事務所
- お客様へ説明ツールがしっかりしている事務所
- 料金表があり、費用総額の目安を事前に示してくれる事務所
いい事務所の探し方は?
おとはさん
方法1 いくつか事務所に行ってみる
多くの司法書士事務所は、初回の相談無料や無料相談会などを開催しています。これらの無料相談会などを予約して、いくつかの司法書士事務所の話を聞いてみて見積を出してもらい、自分で納得できる事務所を探す方法です。
メリット | デメリット |
|
|
この方法の問題点は、何件も事務所を訪問するので時間がかかるということと、会って話をすると断りにくくなってしまうということです。土日や夜間の無料相談を開催している事務所もありますが、多くは平日に時間を作って予約した時間に事務所へ行く必要がありなかなか大変です。また、会って無料で時間をとってもらって話をすると、なんとなく依頼しなければいけないような気がしてしまい、結局一件目の事務所に決めてしまい、後で後悔することもあるようです。
方法2 ホームページなどで情報を収集
2つ目の方法は、インターネットを使って自分にあった事務所を探してみる方法です。
メリット | デメリット |
|
|
相続専門のホームページがあり、詳しい説明をしている事務所は相続に強い事務所と言えるでしょう。料金表については、ホームページに載せている事務所と載せていない事務所があります。また、見積も事務所に来てくれないと出せませんという事務所や、インターネットから見積申込OKという事務所もあります。
まとめ-いい事務所の探し方!
おとは司法書士事務所でも、無料でお見積りをお作りしてます。
お気軽に、お問い合わせください。
おとはさん